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元京大生が考える独学英語勉強法

独学で英語を勉強して、大学受験英語から脱出する過程・学習法を書いていきます。

海外ドラマを字幕なしで観るための方法を理論的に考えてみた

こんにちは、イカ京です。

前回、海外ドラマCovert Affairsを分析して英会話に必要なスキルを調査しましたが、

 

vice-ikakyo.hatenablog.com

 

今回は、その結論を少しだけ理論的に考えてみました。

 

海外ドラマの早い英語を聞き取るために必要なこと

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海外ドラマを聞き取るためには自分の読解スピードが重要であることを前回分析しました。

自分が口に出して喋れる速さと黙読できる速さには倍半分ぐらいの差がありましたが、

これの意味を考えてみます。

 

口に出して喋れる速さって何を意味するの?

リスニングをするときに速度を調整したことある人って多いんじゃないでしょうか?

ほとんどの人は、1.5倍速とか2.0倍速で聞いて、通常の速さに戻すとゆっくり聞こえてリスニング力が上がった気分になるとかいう使い方をしていると思います。

では、逆に遅くしてみたらどうでしょう。

聞き取るのが難しい音声があった時に、どこまで速度を落とせば聞き取れるようになるか試してみてください。

 

どうでしょう?

結構スピード落とさないと無理でしょうか?

むしろ落とし過ぎて逆に分からないとか?笑←ありがちな気がします。。。

スピードを落とすと、英語を頭の中である程度保持しないといけなくなるので、逆に難しいですよね。これは今回置いておいてください。

あくまで聞き取るということでいうとどの程度まで速度を落とせば音が聞こえるか、です。

 

その速度はあなたの理解できる英語の限界速度です。

この速度って、あなたの口に出して喋れる速さより速くないですか?

当たり前なんですが、自分の口から英語を発している以上、その速度で英語は理解できるということです。

普段日本語を話しているスピードより遅い日本語が聞き取れないってことはないですよね?

だって、その速度で喋れるんだし。

 

つまり、口に出して喋れる速さって、自分の理解できる速度の下限値になると考えられるのではないでしょうか?

 

黙読できる速さって何を意味するの?

これは分かりやすいですね。

黙読をして英文を理解できるということは、その速さなら理解できるという意味です。

例えば、英語字幕がその理解できる速度以下で流れてくれれば、海外ドラマも理解できるはずですね。

日本人ならこれは結構できる人も多いんじゃないでしょうか?

多読という勉強方法はこの速度を上げる意味がありますので、読むスピードが遅い人は勉強方法に取り入れると良いと思います。

 

ちなみにスマホアプリのPolyglotsというものがあるのですが、これは読むスピードを自動で測ってくれるので大変便利です。

また、読んだ文字数もデータとして残り、グラフとして表示されたりして使い勝手と勉強効果が分かりやすくておススメです。

記事は日本のものや海外のものもあり、ジャンルも多くあるので一度試してください。

もちろん無料です!

 

英語リーディングアプリPOLYGLOTS(ポリグロッツ)
英語リーディングアプリPOLYGLOTS(ポリグロッツ)
開発元:POLYGLOTS inc.
無料
posted with アプリーチ

話が若干逸れましたが、黙読できる速さは、認識できる限界の速さの上限値になると考えられます。

 

まとめ

この速さを図にすると下記のようになります。

f:id:vice_ikakyo:20170915202542p:plain

ここで横軸は、一分当たりの単語数WPMです。

喋れる限界速度(下限値)と読む限界速度(上限値)にはギャップがありますが、

これのどこかにあなたの理解できる速度が存在するはずです

 

英会話は一般的に230WPM程度だとすると、理解できる速度がこれを超えているかどうかが非常に重要となる訳です。

 

で、越えなかった場合どうするの?

っていう課題が残りますよね。

 

課題解決方法

この問題を一気に解決する方法が下記の図です。

f:id:vice_ikakyo:20170915202629p:plain

どうでしょう?

簡単ですね。

喋れる限界値を引き上げればいいのです。

すると一気に問題は解決しますね。

理解できる速度の範囲そのものが英会話の速度を超えてますので笑

 

具体的にどうするかですが、

自分の限界の速さで読む練習をする

に尽きます。

瞬間英作文が有効に勉強できるツールだと思うのですが、

例えば「この橋はあの橋の2倍の長さです」を瞬間英作文すると

「This bridge is twice as long as that one.」になります。

この時に普通だと、This bridge is / twice as long / as that one.とかどこかに区切りを付けてしまう(一瞬のためのようなもの)と思いますが、これを無くします。

とにかく速度にこだわってください。

この英文を1秒ちょっとで音読します。

1つの単語を発音するかのごとく、一瞬で一気に読みます。

もちろん英文を見ないでやってくださいね。

この英文を1秒で音読できれば540WPMです。

やばいですね。

 


どんどん話すための瞬間英作文トレーニング / 英語教材 英会話教材

 

これをやる上で注意する点は、発音・シラブルをある程度やってからトライしてください。 

vice-ikakyo.hatenablog.com

 

というか、シラブルとか消音・リエゾンとかができないと、1秒では喋れないですが。。

 

これを30回ぐらい繰り返して、次の文という風に瞬間英作文をやっていくと、ものすごい効果が出ました。

ある程度やったら、気楽に海外ドラマを観てください。

効果を実感できるはずです。

 

私はこの勉強方法を使って今月はトレーニングしてみます。

毎日Covert AffairsはHuluで観ているので、最終シーズンまでには成長が実感できたら最高ですね。

 

では最後までご閲覧いただきありがとうございました。