受験英語 入試得点アップへのステップ
こんにちは、イカ京です。
今日は受験英語について、私の歩んできた道を示しながら、私が思う効率の良い勉強手順について語ります。
私の受験道
私は受験英語を京大に受かるレベルまで高めましたが、その道は中々大変でした。
そもそも中学校2年生の終わりまで勉強というものを一切しなかったこともあり、無理矢理入れられた塾のクラス分けのための入塾テストでは先生に笑われました。
未だに覚えてますが、「あちゃ~」といって先生が部屋に入ってきて、
「三単現のsと複数形のsの区別がついてないよ~」と言われました。
確かあの時は、どっかの単語にsが付いていたら、動詞にもsを付けてました笑
それが中学2年の秋です。
塾の助けもあって、一通りの高校入試までの英語を教えてもらいましたが、あの時は長文もほとんど読なかった記憶があります。
ただ、公立入試はそんなに難しくなかったので、それなりの高校には入りました。
といっても、京大に入学する人はみんな有名私立高校か進学校とよばれるトップ大学を目指す公立高校出身ですが、私は普通の公立高校でした。
進学校と普通の公立高校の違いって分かりますか?
そもそも授業の進行具合が全然違うのです。
我々が3年間で習う内容を2年間ちょっとで習い終えて、後は受験対策をしているそうです。
中高一貫の私立高校なんて、その傾向はさらに強く、高校2年間ですべての勉強を一通り終えてるそうです。
意味分かりませんね。。。
普通の公立高校の英語勉強ってほとんど文法の授業だけではありませんか?
私の学校はまさにそうでした。
教科書の文にある新しい単語を訳して、単語テストして、文章を文法とかを解説しながら訳していくというスタイルでした。
それとは別に文法の授業があって、文法だけをひたすら勉強しました。
一年間で教科書を終えて、文法の参考書を一冊終えて、二年目はなんだろうと思ったら、
また新しい教科書・文法書が配られました笑
三年目は文法からは解放されて、センター用の問題を解いたりした気がします。
結局のところ、高校3年間で学校で習ったのって文法だけでした。
(配られた単語帳をちょっとずつテストされるので単語はそれなりに覚えましたが。)
私は高校3年生の春休み中に塾に入りました。
その塾は京大阪大を目指している人が入るレベルの高い塾で、土着の小さな塾でした。
教師は京大卒しかなれないという徹底ぶりでした。
実は入塾テストがあるのですが、受けている最中に横の部屋から事務方と先生の会話が聞こえてきました。
事務方「どうする?とりあえずテストして帰ってもらう?」
先生(現役京大生)「え?なんでですか?点が悪そうなんですか?」
実際、テストを受けている最中なので、点が良いか悪いかなんてわかるはずないですよね。
だって、目の前に解いてる最中の解答用紙あるんだし笑
事務方「いや、○○高校なんよね」
先生「いいじゃないですか、点数が高かったら入れてあげれば」
どういうことかというと、進学校でない私は高校の名前だけで落とされるとこだったのです。
信じられませんよね怒
ちなみにそのテストは死ぬほど難しかったです。
だって、阪大と京大の過去問とかから引用したものでしたから笑
文法、英文を日本語訳、英作文という内容で、その当時英文法しかやってない私は、
文法の問題はすべて分かりましたが、長文は読めずに、英作文もできませんでした。
結果的には、それでも2クラスあるうち上のクラスに入れました!
周りは超有名私立と出身県の1~3番ぐらいの公立校の人ばかりです。
なんで、そんなとこに入れたかというと、文法の問題で点を稼いだからです笑
テストの構成って、
1.単語レベルの穴埋め問題や発音・アクセントの問題
2.文法の問題
3.ちょっとした文が並んでて、この文はどこに入れる みたいな問題
4.長文
5.英作文
って感じが多くないですか?(京大は変態なテストなので、長文読解と英作文しかでませんでしたが。。。)
TOEICでも同じですが、後ろに行くほど難しい・時間がかかる問題が多くなってきますよね。
ただ、前半で点を失ってはいけないのです。
単語とか文法って、難しくしようと思っても限界があるので、基本的には進学校に行ってなくても通用します。
テクニックも頭の良し悪しも何もありません。知ってるか知らないかの世界ですから。
テスト後半の難しい問題が解けても、テスト前半で点を失っていては意味がありません。
総合点で勝ち負けが決まりますからね。
そういうわけで、繰り返し文法だけやっていた私は他の進学校の連中と何とか戦えたわけです。
もちろん、文法だけできても受験は受かりませんので、そこからものすごく勉強しましたが。
その塾では、長文読解法と英作文の仕方などをみっちり教えてもらいました。
長文読解は以前説明しましたが、おすすめ参考書はこの塾で勧めてもらった本です。
効果は抜群ですよ。
ただ、最後まで文法は私の武器でした。
なんせ、長文読解にも英作文にも文法の知識は必須でしたので。
ちなみにセンター試験などの場合は、そこまで長文読解能力が問われるような難しい文章は出ませんので、文法の知識だけで十分点が取れると思います。
私のイメージでは偏差値が60ぐらいまでなら文法を極めれば余裕でいけます。
私の実体験からいうと、受験英語で点を取るには
1.文法
2.英作文
3.長文読解
の順で勉強すればいいと思います。
ちなみに単語は順番に入れてませんが、これはずっとやり続けるのが良いと思います。
まずは単語でその次に~って考えない方が良いですよ。
1日1時間とか30分とか自分で決めてやっていけばいいです。
単語については前回説明しましたが、コアとなる単語数なんて2800語とたかがしれてますが、存在する単語数は何百万語とあるので、単語学習が終了するなんてことは一生ないですよ。
英作文がなぜこの位置なのかは次回説明します。
私の使った文法書
下に紹介するのは、私が使った文法書です。
いつもならおススメと書くところですが、おススメかどうか分かりません。
あくまで学校で配布されたものしかやってないので、とりあえずやったものを紹介します。
基本的にどの文法書も同じことが書いてあると思うので、自分にあったものが一番いいと思います。
少なくとも私がやったものと同じものをやれば京大入試レベルまで対応できます。
だって、私ができたのだから笑
ちなみに今回言っている文法書はあくまで受験用であって、英会話用には文法書を別にやってます。読むため・問題を解くための英文法だと思ってください。
「総合英語Forest」
これは、もはや辞書レベルの厚みですね。
学校の授業ではこれを使って一番最初に勉強しました。
これに対応した問題集「総合英語Forest(7th Edition)解いてトレーニング」もありますが、
Forestだけ読んで先に進める人は必要ないです。
総合英語Forest(7th Edition)解いてトレーニング
読むだけじゃ分かったかどうか分からない!という人は、読んだパートの問題を問題集で解くというのが良いと思います。
ここで注意するのは、1周ですべて極めるのは不可能です。
とりあえずForestは1周をさらっと終わってください。
内容を覚えるのではなく理解すると思ってください。
文法がパート別に分かれているので、こんな文法項目があるんだな~とか、そんな感じで
とりあえずあまり時間をかけずに1周して、受験英語の文法の全貌を把握してください。
それが終われば次は問題をじゃんじゃん解いていきましょう。
Forestは辞書として使用すればいいです。
問題は下記が良いです。これはレベルがそんなに高くはないのですが、これを何回も解いて間違わないようになれば、相当なレベルまで行けます!
「全解説入試頻出英語標準問題1100―文法・語法・イディオム・会話表現の総整理 (大学受験スーパーゼミ)」
全解説入試頻出英語標準問題1100―文法・語法・イディオム・会話表現の総整理 (大学受験スーパーゼミ)
私はこれを何回やったか分かりませんが、とにかくこれをやりまくってました。
解説も非常に分かりやすく、なぜこれが答えなのかがはっきりわかるような解説です。
やった文法事項について、Forestで確認しましょう。
もう少し、高度な解説や新たな内容が書いてあると思うので、どんどん吸収していってください。
この選択肢がなぜダメなのかというところまですべての問題で分かるようになれば、この本は卒業です。
次は、同じシリーズですが、「全解説頻出英文法・語法問題1000 (大学受験スーパーゼミ)」
全解説頻出英文法・語法問題1000 (大学受験スーパーゼミ)
こちらの方が難しく、イディオム系の記憶しないといけない問題が多く入ってます。
こちらも同じように間違えなくなるまでやれば卒業です。
これを卒業したらもう文法はやる必要がないです!
英作文とか長文読解に進みましょう。
まとめると、受験には文法が一番です。
これがすべての基礎であり、これをないがしろにすると他の点が伸びません。
ぜひ、マスターしてください。
それでは最後までご閲覧いただきありがとうございました。