受験英語は必要か
こんにちは、イカ京です。
前回、受験英語と英会話の関係について語りましたが、
今回は、受験英語の必要性について語っていきたいと思います。
受験英語は必要でしょうか?
ネット上では色々な意見が見られます。
必要だという人は「受験英語は英語の基本だから」と書いていますし、
不要だという人は「受験が終わっても英語を全く喋れないから」と書いてる人が多い気がします。
大体の人は不要だと言っているように感じます。
あなたはどう思いますか?
私なりの考えを書いていきます。
前回示した図をもう一度示します。
どうでしょう。
受験英語の位置が違うことに気づいたでしょうか?
これが人により受験英語が必要か否かの意見が分かれる原因だと思います。
「理想の道」を進んでいる人(おそらくかなり少数だと思います)にとっては、受験英語は英会話への通過点となっているので、受験英語は必要だと答えるでしょう。
「いばらの道」を進んでいる人(ほとんどの人がこっちでしょう。。。)にとっては、受験英語はやればやるほど英会話から遠ざかったりしますので、受験英語は不要と答えるでしょう。
私は以前まで後者側、つまり「受験英語、マジで意味ないやん」と心底思ってました。
ただ、今は上記の二つの道の存在に気づき、考え方は変わりました。
受験英語は必要か?
めっちゃ必要だ!!
というか、「必要になるようにしないといけない」が正しいですね。
そもそも受験英語って何のためにあるの?
下記に示しているのは、文部科学省が発表している「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」です。
大変興味深いですね。
この資料によると、
「2020年を見据えて英語を話せる人材を育成する計画」となってます。
つまり、受験英語とは現状では上記の計画をクリアするためにあるのです。
文部科学省が言ってるんだから間違いないよ、きっと笑
英検2級~準1級のレベルの英語力を高卒で付けるようにするようですが、
TOEICに換算するとおよそ500~700点です。
なかなか壮大な計画ですね。
やり方を間違えなければ、つまり「理想の道」を行けば、間違いなくクリアできるとは思いますが、
なんせ国家規模なので、正しい方向に持っていくには非常に大きなエネルギー・意志の硬いリーダーが必要でしょう。
あ、私たちは気にしなくていいですよ。個人で自分の考え方を変えるだけでいいので!
受験英語ですが、当然上記を満足できるように教育カリキュラムが組まれているはずです。
当然教科書の中身をチェックされているでしょうし、単語のレベル・数・種類等もかなり考えられているはずです。
実際、いずれ記事にしたいと思いますが、かなりの英語上級者でも中学校や高校の教科書を使っている人は少なくありません。
受験英語の質は悪くありません。むしろ最高の教材と思って問題ありません。
受験英語は、英語を話せる人材、つまり英会話ができるようになるために存在しているのです。
ですので、「いばらの道」のようにあらぬ方向に行ってはいけないのです。
文部科学省の計画通りになるように「理想の道」を突き進んでください。
超重要!!受験英語に意味を持たせる方法
これまでに散々言ってますが、受験英語は英会話の通過点となるようにするべきです。
残念ながら、現状の学校教育はそうはなってません。
何も考えずに日々勉強していると「いばらの道」へ進んでしまいます。
では何故でしょうか?
受験英語は英会話の基礎となる要素を含んでいるはずなのに、どうして「いばらの道」へ行ってしまうのでしょうか?
問題があった場合は、とりあえず目標を明確にすることが重要です。
私はバリバリの理系なので、とりあえず英会話を因数分解してみましょう。
英会話=Speaking × Listening ( × Reading × Writing)
上記で( × Reading × Writing)の項は、直接英会話には関係ありませんが、
英会話ができる能力のある人で、読み書きできない人は皆無でしょうからカッコで書いてます。
文字の大きさは重要度です。
受験英語=Speaking × Lintenning × Reading × Writing
もう明快ですね。
我々が習っている英語はReadingに特化してます。
文法・英単語etc...その他の英語の授業で習うほとんどの項目がReadingを主眼に置いて説明され、学習されています。
一方、英会話に必要なのは、圧倒的にSpeaking × Listening
です。
ここでの食い違いこそが、「理想の道」と「いばらの道」への分岐点です。
「理想の道」を進むには、学校で習う文法や単語などすべての項目に関して、
Speaking と Listeningの観点で見ていく必要があります。
これは学校教育ではまだ到達できていないので、自分でやる必要があります。
このアドバイスについては今後語っていきたいと思います。
ちなみに上述の式は、足し算ではなく掛け算で記述できると思います。
英語力はすべての項目の掛け算、つまり下式です。
英語力=Speaking × Lintenning × Reading × Writing
「いばらの道」を進んでしまった人は、SpeakingとLintenningがほぼゼロなので、
英語力はほとんどゼロです。掛け算なので笑
ただ、
Readingは既にありますので、SpeakingとLintenningを鍛えることにより英語力は増大します。
ただし、超重要なこととして、「いばらの道」を進んでしまった人の英語力は式が上述のものとは少し変わると思います。
英語力=α × (Speaking × Lintenning) × Reading × Writing
何か変なものがついてますね。係数α(アルファ)の登場です。
残念ながら、αの範囲は1以下です。下手するとマイナスも有り得ます。。。
これは変な癖がついているからです。
これを取り除いていくにはかなりの時間が必要かと思いますが、私と一緒に頑張っていきましょう!!
ご閲覧ありがとうございました。