幼児英会話の始める時期について
こんにちは。イカ京です。
近頃、幼児から英会話を習わせることが増えていると思います。
いつから英語を始めれば良いのか悩んでいる人も多いと思います。
京大にいたときに様々な帰国子女に会ってきた経験から、「いつ幼児英会話を始めれば良いのか」について語っていきたいと思います。
3歳までに習わせないと手遅れになるって本当??
幼児の教育について、何かと「3歳までに」というフレーズを聞いたことないでしょうか?
なぜこういうことが言われるかというと、脳科学的に3歳までに脳の土台が形成されると言われているからです。
一説によると3歳までに脳の80%が完成するとか(ほんまかいな笑)。
下の図はスキャモンという人が提唱している発達曲線で、縦軸が習熟度で、横軸が年齢です。
Neuralというのが脳神経を表しているので、確かに3歳までに少なくとも60%程度は発達するようです。
幼児は最初は右脳(感情とかをコントロールしたり、図形を認識したりする方)が発達していき、次第に左脳(言語をコントロールする方)が発達していきます。
この凄まじい発育スピードでどんどん脳が形成・進化していき、3歳までにほとんど完成するということで、3歳まで神話は説得力がありますね。
世のお母さん、お父さんが焦って習い事をさせるのも理解できます。
3歳までに英会話を習わせれば、ネイティブのように英語が話せるようになり、
お母さん、お父さん世代の人が苦しんで挫折してきた英語学習もスラスラいくだろう。
これからはグローバル社会だから自分の子供には苦労なく順応させれたら!っと意気込んでいるかもしれません。
私も親の身として考えざるを得ません。
ただ、私の考えではスポーツなどは3歳までに習わせると確かに才能が開くというか、土台が広く形成されると思いますが、「第二外国語」については、待った!と思ってます。
何故、幼児に英会話をさせる時期が3歳までではないと思うか
私はブログ名にもありますが、京都大学を卒業しています。
京大では何人か帰国子女に出会ってます。親が海外で働いていたので、小さい頃からずっと家では日本語、外では英語という人です。
言語について興味のあった私は、常にこういう人と話す機会があれば、同じ質問をするようにしていました。
「普段、物事を考えるときは、何語なん?」
この質問の答えって、すごく意外なんですが、大体の人が同じ回答です。
なんだと思いますか?
親が日本語だから日本語でしょうか?
幼稚園からずっと英語で喋ってきているので英語でしょうか?
答えは、
「わからない」
でした。
え?なにそれ?って感じですよね。
ただ、事実です。
次に「夢はどっちなん?」と聞くと、
両方あるかも?という曖昧な返答でした。
興味深いので色々調べてみると、
「考える脳」というものがあるようです。
考える脳とは?
物事を考える場合に、当然脳を使います。
例えば、昨日のご飯は何でしたか?
今、「あれ?なんやったっけ?」ってなった方は日本語で物事を考えてます。
「oh, I forgot it」なんて考えた人は英語で物事を考えてます。
そもそも文化というものは言語の発達によって一気に広まったわけです。
つまり、言語というものを利用することによって、高度な物事を考えられるようになったのです。
小さい頃に「日本語」と「英語」をほぼ同時に習ってきた人は、恐らくですが、考える脳がどっちにもないという可能性があると思ってます。
明らかにされているわけではないので、推測でしかないですが、今まで会った帰国子女の人はそんな感じでした。
だからといって、その帰国子女が深い考察ができないかといえば、そうではないとは思いますが(一応、京大生でしたからね)、ロジカルシンキングなど社会人になってからセミナーとかでやるような、高度な論理的思考をするものは不得意かもしれません。
私は、幼児の英語教育はまずは日本語で物事が考えられるようになってから学べば十分だと思ってます。
では、小学校で習うまで習う必要がないのでは?と思う人もいると思います。
これに関しても、大学での経験から、ある答えを持ってます。
幼児英会話って必要?
結論から言いますと、やった方がいいと思います。
特に文法や単語はどうでもいいと思いますし、小学校・中学校・高校とずっと継続的に習う必要もないと思ってます。
何を習うべきか。
間違いなく、リスニングです。
次に発音です。
発音については、英語のちゃんとした発音が恥ずかしいとか思い始める前にやっておいた方が良いと思います。
特に小学校高学年や中学高校は日本教育のダメなとこだと思いますが、思いっきり日本語英語と言える発音になります。
例えば、亀は「タートル」になります。本当は「トゥトォル」(カタカナで表現できません笑)のような発音です。
このように実際は違うんだけど恥ずかしいから、周りのみんなと同じようにカタカナ英語で喋るという状況にするのが良いと思います。能ある鷹はなんたらかんたらってやつですね。
当然、小中高とちゃんとした発音を堂々と通せる雰囲気が学校にあれば、それに越したことはないですが。
大学に行って初めて、ちゃんとした英語発音で話せることがカッコイイと思えるようになった時に、小さいころに習っていた発音がものすごいアドバンテージになります。
何故リスニング学習をオススメするかについてですが、
京大は理系の場合、ほとんどの人が大学院に進学します。
私もその一員だったわけですが、大学院の入学試験に英語(TOEIC)の点数が加算されるというシステムでした。
ほとんどみんな、その時に初めてTOEICを受けるわけです。
どういう結果だったでしょうか?
大学入試で必死に受験英語を勉強しているので、リーディングはみんな得意中の得意です。
だいたいみんな400点近くは取ってました。
問題はリスニングです。
私のように酷かった人は200点近く、なぜか点の高い人は400点近く。
頭のよさは正直そんなにみんな変わらないと思いますが、なぜか点数にすごいバラつきがありました。
別に試験対策をしたしないの差ではなかったです。
違いは何かと言うと、興味深いことに、親が教育熱心で英語を聞かせていたとか、
小さい頃に英語習ってたとか、小さい頃に英語に触れていた人がリスニングに関しては、確実に聞こえているようでした。
本当に羨ましかったです。
私は一生懸命勉強したのですが、リスニングのCDを聞いていても全く分からず、
悩んでいる横で当時の彼女がお菓子を食べながら「今の問題、答え2番ちゃうん?」と当ててくるあの感じ。
不公平やんってマジで思いました。
なので皆さんの子供には是非、早すぎない時期に恥ずかしがらない時期に英会話に触れさせてあげると良いと思います。
幼児英会話のオススメ
年齢にもよるのですが、身振り手振りを交えながら楽しく英語に触れるのが良いと思います。
家の近くにネイティブがやっている英会話教室があるならばそちらがオススメです。
くれぐれも日本人が講師のところは避けた方がいいと思います。
アジアでも日本人が一番英語が下手ですので笑
アジアで英語が綺麗なのはフィリピンが有名です。
オンラインの英語教師はほとんどがフィリピン人です。
訛りもほとんどないので、オススメです。フィリピンなどアメリカの植民地だったことろは英語が綺麗なので、参考にしてください。
もし、家の近くにない場合は、安いのでオンラインが良いと思います。
大体のところは無料講座があるので、子供が興味を示すかどうか一度試しても良いと思います。
試すだけならタダですからね笑
下にいくつか紹介しておきます。
どれも似たような感じなので、片っ端から無料講座を受けても良いかもしれません。
子供向けオンライン英会話 hanaso kids(ハナソ キッズ)
ご閲覧ありがとうございました。