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元京大生が考える独学英語勉強法

独学で英語を勉強して、大学受験英語から脱出する過程・学習法を書いていきます。

受験英語や英会話を勉強する前にやるべきは発音!!その3 シラブル編

こんにちは、イカ京です。

前回は、発音を上達させる方法について語りました。

 

vice-ikakyo.hatenablog.com

 今回は、音と同様に超重要なシラブルについて語りたいと思います。

 

そもそもシラブルって何?

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シラブルと聞いてピンと来る人ってあまりいないと思います。

実際、私は知りませんでした。

シラブルは音節という意味です。

音節?となった方も多いかと思います。

英語だけでなく日本語にももちろんシラブルは存在します。

普段意識しませんが、簡単に言うと平仮名で書いたときの字が一つのシラブルです。

例えば「難しい」だと、

「む・ず・か・し・い」となるので、シラブルは5個あります。

音の最少単位と思っておけば良いかと思います。

覚えておいて欲しいことは、日本語のシラブルは英語より非常に多いということです。

英語の場合は、「難しい」は「difficult」ですが、シラブルは3つです。

シラブルの調べ方ですが、発音記号が書いてある単語帳ならば書いてあると思います。

一例でWeblioで検索した結果を示します。

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「dif・fi・cult」と書いてありますね。

「・」が区切りを示してますので、3音節ということになります。

 

シラブルが重要な理由

勉強する女の子

 

シラブルってなぜ重要なのでしょうか?

私たちは言語を認識するときは音節ごとに認識をしています。

先ほどの例だと、日本語の場合「む・ず・か・し・い」、英語の場合「dif・fi・cult」です。

シラブルを間違えると非常に認識するのが難しいことになります。

「むず・か・しい」と言われると死ぬほど違和感がありますよね。

一度、「むず」を一瞬で言って、「か」、「しい」も一瞬で言ってみてください。

これが単語レベルでなく文章レベルで変なシラブルで会話されるとお手上げです。

日本人が英語をしゃべるときに、日本語の感覚で英語を発音するとシラブルが多くなりがちです。

「でぃ・ふぃ・か・る・と」で5音節です。

推測するのも難しいぐらいに聞き取ってもらえないです。

 

私が経験した例を挙げると、

中国人とカナダ人と話をしたときの話です。

スポーツの話をしていて、中国人が「たいくんどー」知ってる?と聞いてきました。

何だと思いますか?笑

私は分からなかったのですが、何となく中国でやってそうなスポーツで「たい何たら」ってなんやろって考えた結果、「太極拳」だと推測しました。

太極拳のこと?」と聞いた結果、返ってきたのは「違うと思う」でした。

発音が中国と違うのかなと思い、紙に漢字を書いたところ、「違う」と明確に返ってきました。

そこから謎解きクイズのようにヒントを色々聞き出し、ようやく分かった答えが

「テコンドー」でした!!

全然違うやん!って思って爆笑してたのですが、横にいたカナダ人は「私にはどっちも同じに聞こえるわ」と言ってました。

それはそれでビックリしました。

どういうことかと言うと、我々日本人は恐らくですが、最初の数音節で大体の意味や単語を予測していると思います。

スポーツの話をしていて「まらそ」まで言われれば「まらそん」かなと思うわけです。

また、発音が上手くない外国人にスポーツの話で「もらそん」とか「めらそん」と言われても何となくわかるでしょう。

問題は「めいらそん」とか言われたときに分かるかどうかです。

分かりませんよね。

「ま」の音節に対して、「も」だろうが「め」だろうが1音節が違う1音節に代わっても雰囲気分かるのですが、「ま」が「めい」とか2音節になった途端に訳分からん世界に入るのです。

先ほどの、「テコンドー」も「タイクンドー」になると、単語の最初の方でシラブルが増えてしまうので意味が通じなくなるのです。

ちなみにカナダ人が同じに聞こえる理由は「te・kon・do」と「tai・kun・do」でほぼ同じシラブルになるからです。

よって、英語学習において、発声と同様に重要なのがシラブルです。

特に日本語はシラブルがやたらと多いので、日本語発音の英語を喋る人はシラブルが多くなりがちで、意味が通じない可能性が非常に高いです。

 

英語のシラブルについて

ペンを持つ手とノート

 

まず日本語のシラブルについて理解しておきましょう。

最初に説明したように日本語は平仮名で描いたときの文字がシラブルになってます。

これをもう少し詳しく書くと、①母音一つ②子音+母音のどちらかとなります。

一つ例外が「ん」です。これは子音のみです。

a i u e o ka ki ku ke ko sa si su se so・・・

といったように、日本語は母音が5つ「aiueo」なので、あとは子音+母音で音節を作ります。

次に英語です。

先ほどの例に挙げた「difficult」の場合、

dif  fi  cult で3音節ですが、

それぞれは「dif」「fi」「cult」となってます。

英語で重要なのは、「1シラブルに1母音」です。

英語の母音は前回説明したように日本語よりかなり多めにあります。

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逆に言うと、1シラブルに子音は何個入っても良いです。

「dif」だとdとfで2個の子音がありますし、「cult」はcltで3つもありますね。

ここで注意する点は、日本語の場合は子音が来ると必ず母音がくっついて音節を作ってました。

英語の場合は違います。

ここが超重要です。

日本人にありがちなのは、ついつい子音を発音したあとに母音も発音してしまうケースです

「cult」の場合、「cu lu to」とやってしまいがちです。

ここら辺については、下記の書籍が詳しく書いてありますので、ご参考にしてください。

 


単語耳英単語八千を一生忘れない「完全な英語耳」理論編+実践編Lv.1

 

今回、シラブルについて語りました。

これは非常に重要で、シラブルを分かっているとリスニングも飛躍的に聞き取りやすくなります。

ぜひ勉強して習得していきましょう。

それではご閲覧ありがとうございました。